o0960072013845402675_e
レディのことを書かないと、どうしても前に進めない気持ちでいます。
私たちの家族、16年以上一緒に暮らした愛犬レディが1月のはじめに亡くなりました。今でもコタツからチラッと見える茶色の毛布がレディなんじゃないかと錯覚したり、下の子(6歳のふぁーふぁ)が吠えたら二匹分の声が聞こえる。ついつい『レディ~』と呼んだり。朝目が覚めても枕元に居たレディはいない。でもどこからかレディの匂いがして、旦那と二人で無口になってしまいます。
お誕生日を迎えるごとに、いつかはレディを見送る日が来るのではないかと、ぼんやり覚悟は出来ていたけど、今回は急なことでした。

経緯

※以下~お医者さんとのやりとりも記録しますが、診察や与えられた薬が正しかったのかどうだったのか?その点については、タラレバは無しにしようと思っています※
★12月28日 私が出かけている時に、レディが口から血を出していてそれが止まらないと息子からメール。帰宅後にすぐ病院に連れて行きました。お医者さんの話では、歯槽膿漏で歯ぐきから血が出ている?もしかしたら歯が抜けたのかもしれませんと止血剤をもらって帰りました。とにかく食欲があるかどうかを観察してくださいとのことでした。
★12月29日 血は止まったみたいだったし食欲もあったので安心していました。病院で確認してもらった時、先生が歯ぐきを押したらまた出血。念のために血液検査をしましょうと言われました。簡単な検査をしたら、血小板の数値がOVER(計測不能)と出たので、詳しい血液検査をもう一度。するとまた異常な数値になったので、ステロイドを投与することに。次は1月1日にまた検査。薬も嫌がることもなく様子も普通でした。
★12月30日 お客さまがいらした日。いつもならワンワンうるさいレディですけど、ずっと旦那に抱かれていました。時々吠えるくらい。『お客さまとの相性がいいのかしら?それともレディも年をとって丸くなったのかな?』と話したりして。食欲も普通。
★12月31日 前日と変わらず。家族そろってお出かけしたので、れーふぁーに留守番をさせましたが、変わりありません。翌日は病院に行くことになっていたので、きっと治ったと言ってもらえる。血液検査の結果は何かの間違いだったんじゃないの?と思えるほど。
★1月1日 お正月だから患者さんも少ないから、毎月もらっているレディの痙攣の薬をもらっておこう。まだ1週間分くらい残っていたけど。
様子はどうですか?食欲はあります。だけど、ステロイドを与えだしてからちょっと元気がなくなったみたいなんですけど。そんなやりとりがあったことを思い出します。血液検査をしたら、やはり血小板はOVERで白血球は前回の正常値(60~170)から376に。思い返してみると、前回からヘマトクリット値(37~55)も15.4から10.9に。この数値は立っているのが辛いほどの貧血なので、ゆくゆくは輸血を考えてくださいとも言われました(ただ、輸血に関しての詳しい説明はなくて、1月4日に外部に血液検査をまわしてから~という感じでした)そして、ステロイドの量を増やすことに。
帰宅後のレデイの様子。
o0960054013845402649_e
あまり病院にかかったことのないレディが立て続けに検査をしたから疲れたのかなぁ。それに貧血だからあまり動きたくないのかも。今日もらった薬で良くなるきっと、、、と思いながらも、ふぁーふぁと遊んでいる動画を撮りました(けっきょく二匹の最後の動画に)
★1月3日 本当は病院に行く日ではなかったのだけど、レディのお腹が片一方膨れているみたい。私も旦那も心の中ではレディは深刻な状態になっていると分かっていたので、素人ながらにネットで色々調べたりして、腹水だったらどうしようと病院に連れて行きました。
朝、娘がレディが心配だから画像を送って欲しいというので、れーたんとふぁーたん二匹で一緒に。
o0960072013852777879_e
血液検査の結果。血小板=OVER、白血球=558(正常値は60~170)から376に。ヘマトクリット値10.7(正常値は37~55)悪化の一方です。とにかく4日に採血検査をして外部で分析してもらう。じりじりと時間が過ぎるだけ。とにかくご飯を食べさせて(薬も一緒に混ぜ込んである)よく休ませるしか。
★1月4日 外部に分析してもらうための血液検査。朝はどうにか食べたけど、夜は缶詰を少し。それでも薬は飲めたので良かった。この日は夜2時間だけ旦那と出かけて、そこでレディの今後のことなんかを話しました。小さい頃から痙攣もちで1日に2回薬を飲んでいる子だから、あまり刺激をしたくない。寂しい思いや怖い思いをさせるのはやめようと話したのを覚えています。
★1月5日 珍しくベッドでおもらしをしてしまったレディが元気よくベッドからジャンプして下りました。私はシーツの洗濯や後片付けに追われて、いつもより少し遅い時間にご飯をあげることになりました。前日の夜にあまり食欲がなかったので、少しでもお腹が空くんじゃないかとも思っていました。いざご飯になると見向きもしなくて。少し間をおいて、夕べ食べた缶詰をスプーンに乗せて口元にもっていくと、、、まるでリミッターが外れた様にガツガツ食いつく。おかしいです。食べてくれるのは嬉しいハズなのに『ママ、ご飯たくさん食べるから心配しないで』と言っているみたいで、この子はもう長くないと思った私がいました。私のスプーンから一生懸命ご飯を食べるレディを動画に撮りましたが、もういいんだよと私が声をかけると、急に前足も立たなくなってしまったレディ。すぐに抱っこして『今までたくさん遊んでくれてありがとう!たくさんお留守番させてごめんなさい!』声にだしてたくさん話しかけました。そして、ずっとレディと過ごすことに決めました。
o0960054013845402627_e
私の代わりにおつかいに行ってくれた息子が焼いもを買ってきてくれて、それも少しだけ食べました。夕方には朝に食べたものを消化されないまま吐きました。もう何も食べることが出来なくなってしまった。時々お水を飲みにハウスに連れて行って、トイレも出来ずに粗相が多くなったのでペットシーツを下にたくさん敷いて寝かせました。穏やかな時間ではあったけど、息子が状況を察してくれて、今晩はリビングで映画を観ながら一緒に寝ようと言ってくれました。旦那は出張(7日の午後に帰宅予定)。息子と私の間にレディを寝かせて夜を過ごしました。夜中に何度も起きて一緒に世話をしました。お水を飲ませたりおもらしの後片付けをしたり。
★1月6日 主治医はお休みだと分かっていましたが、食欲がないので点滴をしに行きました。血液検査の結果。血小板=OVER、白血球=OVER、ヘマトクリット値10.3(正常値は37~55)また明日も点滴に来てくださいと言われました。輸血について詳しく聞きました。旦那と電話で話して、やはり輸血を受けようと話しました。ただ、私たちと離れて処置されている時に亡くなったら、、、そんなことが一番心配でした。病院の帰りには、子犬用のおやつやペットシーツ、オムツを買いました。初めてオムツを当てました。こんなこと感じるのはおかしいかもしれないけど、オムツをレディに履かせる時に”この子は私の子なんだ”と思った。子どもたちを育てていた頃を不意に思い出して。レディにとっては嫌だったと思うけど上手におしっこ出来てえらかったね。もう何も食べない。スポイトで水を与えるのもやっとの状態。この日もリビングで寝ることに。私はもう分かっていました。新しい服に着替えさせて、毛を整えてあげて耳の掃除もしました。ちゃんと綺麗にできてレディお利口だね。一晩中両手をつないで寝ました。
★1月7日 動物は亡くなる前に話すというのを聞いたことがあります。明け方にレディがク~ンと話しかけたので、『お水飲みたいのね』とハウスに抱っこして連れて行き、自分で飲ませました。まだ話してはダメ。お兄ちゃんが7時半に起きるからそれまでは待ってねという思いでした。それからは眠ることなく両手をつないだまま。
お兄ちゃんがレディおはようと抱っこしたとたん、たくさん話し始めました。私たちは慌てて札幌にいるパパに電話しました。電話越しにもたくさん話したね(その時間はちょうど娘は仕事中だったので電話出来ず)早く病院に行かないと!私が運転して息子は後部座席でレディに話しかけていました。あの角を曲がったら、、、あと少し、、、息子があ~っと言って無口になりました。早朝でまだ診察時間ではなかったけど、助けてくださいと病院に駆け込みました。一生懸命に処置をしてくださいました。病院と同じ敷地にお住いの院長先生も来てくださいました。ずっとずっと処置して頂いたけど、私が息子に『もういいよね?』と言って、レディを見送ることにしました。レディはよく頑張ったもんね。

レディが亡くなって

ladyno_e
箱に入ったレディを家に連れて帰りました。息子はバイトの日だったので遅刻で行かせました。旦那が帰ってきたのは午後になってから。ふぁーたんがずっと私の膝の上にいて涙を受け止めてくれました。葬儀は2日後にすることになり、それまではずっとレディのことを撫でていたなぁ。可愛いお顔のままで、身体は固くなってしまったけど肉球はぷにぷにしたまま。お悔やみにお花を頂いてありがとうございました。お花の香りに包まれながらレディと静かな時間を過ごすことができました。

いよいよ虹の橋へ

レディのお葬式の朝、涙は止まらなかったけど『ちょっとお出かけするだけ。また一緒に帰って来るんだから何も変わらないよ』という旦那の言葉を信じることにしました。ちょっと小さくなっちゃうだけだよね?
o0540096013845402603_e
o0960054013845402578_e
一人で虹の橋に行けるのだろうか?そんな心配をしていた私たち。レディにお数珠をもらって着けてあげました。これできっと大丈夫。そして、一緒に家に帰ろう。
o0960054013845402608_e
納得できるお葬式だったので、あとは私たちがレディに心配をかけないようにするだけ。
o0960054013845402683_e
当日参列できなかった娘は、お花を届けてくれました。
o0960069413852834778_e

ペットエンジェルゲイト池袋 HP

虹の橋ってどんなところ?

240px-Rainbow-Bridge-heaven_dl

和訳
天国に続く道の少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります。
この地上にいる人と愛しあっていた動物たちは、
死を迎えると虹の橋へと向かいます。

そこには草地や丘があり、緑がいっぱいで、いつも暖かく気持ちの良い陽気がみなぎっています。
いつも食べ物と水があり、彼らはみんなで走り回って遊び、そして疲れたら「天国への樹」と呼ばれる木の下で休むのです。
病気をしていた者も、歳をとった者も、元気いっぱいの姿に戻り、
傷ついて動かなくなった手足さえ、元通り。
かつての地上での良き日と思い出が夢のようによみがえってきます。
虹の橋では、みんな満ち足りた気分で幸せに暮らしているのだけれど
気がかりなことがひとつだけありました。
それは自分にとって愛する人が、ここにいないという寂しさでした。
そんなある日のこと。
動物たちがいつものように元気に遊んでいました。
ふいに、一匹が立ち止まり、遠くを見つめます。
瞳は、キラキラと輝き、からだは喜びに震えはじめます。
突然、その子は仲間達を後にして、緑の草原を駆け出しました。
あなたを見つけたのです。
早く、早く、急げ、急げ!
虹の橋で再会した二人は固く抱きあいます。
懐かしいキスが、あなたの顔に降り注ぎ
あなたは、あの頃と同じように、優しく頭をなでながら
我が子の瞳を見つめ返すのです。
あなたを信じ切って見つめてくる、まっすぐな瞳。
別れたあの日から、ずっとずっと片時も忘れることのなかった
愛しいその瞳を。

それから二人は、一緒に「虹の橋」を渡っていくのです。
天国への道へと…。

原作者不詳
日本語詞:KENZO

http://www.petloss21.net/rainbow.html
AD